【風太君】 ぼくのこと
あまりに素敵だったので転載します。~ブログ アナスタシアより~




ぼくは去年 車の中で生まれました。
檻のような箱の中で ずっと暮らしてきました。
公園に遊びに来た人が 檻の中にいるぼくたちを
「うわ~ かわいい」といって なでてくれました。
ぼくはうれしくって おりの中から頭をすりつけました。
「うわ~ かわいい」ってまたいってくれるから
うれしくて うれしくて 手をなめて ごろごろいってしまいました。
でも
「じゃあね」と帰ってしまいました。
ぼくは 後姿を見送っていました。
そして ぼくはずっと 車の中でした。
ぼくは 夢をみました。
お母さんに抱かれて 檻を出る夢です。
お母さんが
「風ちゃんもうここに入らなくていいのよ」
「のびーー」をしていいのよ
「どこでも走っていいのよ」とささやいてくれたとき
信じられなくて うれしくて お母さんにしがみつきました。
そして いつも夢から覚めました。
青い青い空 お日様がまぶしいだろうな~
順番に檻から出ていく赤ちゃんがいました。

ぼくの番は なかなかきませんでした。
今年の夏は暑くて暑くて 毎日気持ちが悪かった。
動きたくなかった。
そんなときは 目をつぶって 夢を 見ようとしました。
ジャンプして 走って だっこしてもらう夢です

ぼくは いま 東京の第2のママの家にいます。
「風ちゃんは 心に太陽があるね」ってママは言いいます。
そうして ぎゅーっと抱きしめてくれます。
ぼくは 毎日夢の中で お日様に会ってたんだもの。
ぼくは まだ車の中にいる みんなのために
幸せになる。
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